クーラーは苦手だ。冷房の効いた部屋に長時間いると気分が悪くなったり体調を崩したりする。頸肩腕症候群(腱鞘炎)の症状が酷いときは風に当たっても痛むほどだったので冷房にはかなり辛い思いをした。
ところが近年の猛暑にはさすがに耐えられなくなり、クーラーをまったく使わずにも過ごせなくなった。暑がりの同居人と、「推奨温度27度」を守る私との攻防が我が家でも続いている。
昨夜のこの番組で披露された調査結果は、日ごろ体感していることを裏付ける結果となった。
30度で熟睡できないのは予想できるが、24度でも倦怠感が残る。熟睡には寝入りばなに発汗することが必要で、身体の末梢温度が冷えて血行が悪くなる24度ではδ波が出ず老廃物も体内に蓄積されてしまう。
設定温度25度の場合、クーラー吹き出し口からでる風の温度は強風22度に対し、弱風にした場合20度、除湿では16度と10度以上の差がある(「弱」では空気がクーラー内をゆっくり冷やされてから出てくる。「除湿」はそもそも、空気を冷やして湿気を除く仕組み)。「強」「弱」の語感に惑わされず、身体を冷やし過ぎないよう注意。